2009-01-31

カレッジ・ファンド

人生の三大資金といえば、住宅、老後、そして子供の教育費です。
今回は、教育費に関してちょっと書きたいと思います。

公立の4年生の大学に行った場合、授業料や生活費などで、平均年間13,000ドル必要だといわれています。私立の場合には、30,000ドルです。これを18年間で貯めるとすると、公立の場合、毎月600ドル積み立てていかないといけません。(投資のリターンが年間 6%、費用の上昇率も年間 6%の場合。この上昇率、普通の物価上昇率を遥かに上回っているところが異常さを物語っていませんか?)

詳しい計算方法はこちらら:

さらに、公立の場合、住んでいる州の大学かどうかでも授業料が変わってきます。他州の州立大学に進学すると、高くなることが多いです。

ドイツとか北欧の国々では、大学の授業料は無料だそうですね。いいなぁ。。。

アメリカだと、子供が生まれたら教育資金としてカレッジ・ファンドを始めろ、というのはよく言われます。カレッジ・ファンドというのは、高等教育の資金を貯めるためのファンドです。529 Colledge Saving Plan とか、単に 529 Plan、さらに短くして 529 とも言われています。ファンドを運用している会社の定める高等教育機関に対する費用に使うのであれば、利子に対して税金が一切かかりません。この税金がかからないというのが、529 Plan の最大のメリットです。

529 Plan は普通の金融機関で扱っていますが、ミネソタ州のように運用を金融機関に任せて提供している州もあります。

このファンドの資金を使う対象の教育機関は、どこでも良いわけではなく、ファンドを運用している会社が指定しているそうです。ですが、ほとんどの会社は、政府が定める奨学金を使える教育機関のリストをそのまま使っているそうです。(http://www.fafsa.ed.gov/)従って、どこで 529 Plan 使っても、利用できる教育機関はほぼ同じようです。

現在、このリストに日本の大学は一つも入っていないそうですが、毎年、利用できる海外の教育機関の数は増えています。

ファンドを子供の名義で作ると、将来子供が奨学金を受け取りにくくなるといわれています。このため、ファンドは親の名義で作り、貯めた資金を利用する人として子供を指定するとよいとされています。

利用する人は、家族内の人に対してであれば後から変えることも出来ます。子供ができる前に、自分を利用者として貯蓄を始め(将来の子供のために、または自分が MBA をとるためでもよし)、最終的には利用者を子供に変えて、子供の学費にあてられます。また、子供が複数人いる場合、貯めていくときには一つのファンドにまとめて増やす効果を最大限にし(減る場合もありますが)、使う段階になったらそれぞれの子供を利用者とするファンドを子供の人数分作って、貯蓄を分割するすることも出来るそうです。この時、子供同士の年齢が大きく開いている場合は、投資のストラテジーが一括できないので難しいかもしれません。就学まで10年ある子供のファンドと、来年から大学が始まる子供のファンドとでは、リスクに対する受容度が全く違いますよね。

また、高等教育以外の目的でこの資金を利用しようとする場合には、免除となっていた利子に対する税金と、ペナルティーとして利子に対して 10% が徴集されてしまいます。

教育費という目的があるものの、結局は株や為替を利用した金融商品です。どのようなアプローチで運用するかや株と為替の比率を、契約者が決定でき、いつでも変更も出来るものが多いです。401k のベネフィットを使っている人には、あれと似たようなものといえば理解の助けになるでしょうか。もちろん、元本割れのリスクもあります。(ミネソタ州のやっている 529 のGuaranteed Option は元本割れ無しを保障しています。)

私たちは、私が日本で独身時代に始めていた学資として使う予定の保険があり、カレッジ・ファンドはやらないでおこうかとも思っていました。しかし、この経済の激動をみていると、少しでも良いから貯めておくほうが安心かなと思えてきました。そこで、こつこつとカレッジ・ファンドを始めることにしました。小さくとも継続が重要ですからね。

詳しく調べたい方は、上のサイトに加えて、このサイトもおすすめです。

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